学校のテストだけでなく、実生活のあらゆる場面で必要とされるため、幼少期からの取り組みがその後の学習に大きな影響を与えます。
この記事では、家庭でできる読解力アップの習慣などを紹介します。
読解力が子どもの学びを左右する理由
読解力は単に文章を読む力ではなく、内容を理解し、必要な情報を整理し、自分の考えにつなげる力を指します。この力がある子どもは、国語だけでなく算数、理科、社会など他の教科でも問題文を正しく理解し、学習をスムーズに進められます。読解力は集中力や論理的思考力にも深い関わりがあり、将来のコミュニケーションスキルにも影響する重要な能力です。
読書習慣が読解力の基礎をつくる
読書は読解力向上のもっとも基本的な方法です。しかしとにかく本を読ませれば良いというわけではありません。子どもの興味に合ったジャンルから始めることで読書時間が自然と増え、内容を理解する力も鍛えられます。絵本から物語文へ、物語文から説明文へと段階を踏むことで、語彙力と理解力がバランスよく育ちます。さらに、読み終えたあとに親子で内容について少し話すだけでも、子どもはこう考えればいいんだ、と理解の筋道を学ぶことができます。
この小さな対話こそが、家庭でできるもっとも効果的な読解力トレーニングです。
文章を読み流さないための家庭での工夫
読解力が伸び悩む多くの原因は、文章をただ目で追うだけになっている点にあります。子どもが内容を深く理解するためには、なぜそうなるのか、この言葉は他に言い換えるとどうなるかといった思考の癖づけが大切です。
日常生活の中でも、料理のレシピや説明書、地図などの文章以外の情報に触れる機会を増やすことで、必要な情報をつかむ力が自然と育ちます。
教科書以外の文章に触れることで、文章の構造や文脈のヒントに気づく力が鍛えられ、学校の勉強にも生きてきます。
デジタル環境をうまく使って読解力を伸ばす
スマートフォンやタブレットは学習の妨げになると思われがちですが、使い方次第では読解力向上の強い味方になります。読書アプリや物語を音声付きで楽しめるサービスは、読書習慣の入口として非常に効果的です。また、動画視聴を見っぱなしにせず、見終わった後に内容について質問することで、子どもは情報をまとめる力を身につけます。
文章だけでなく、映像から情報を読み取る力も、これからの学びに欠かせない読解力の一部です。
読解力は短期間で身につくものではありませんが、毎日の小さな積み重ねで確実に伸びていく力です。読書習慣、親子の会話、生活の中でのちょっとした工夫など、家庭でできる取り組みは多くあります。
子どもの興味を大切にしながら、楽しく続けられる方法で読解力の土台を育てていきましょう。
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